ドミニオンについての考察 その2

(1)デッキを評価する指標。
 
①総資産
 山札の財宝カードの合計。王国カードの効果での仮想コインも加算する。(貢物、玉座の間の効果は無視)
②仮想枚数
 山札を引き切るまでの枚数。初期10枚。村や市場などを取得した場合は±0、研究所は-1、鍛冶屋は-2する。
③回転ターン数
 山札を引き切るまでのターン数。②仮想枚数を5で割った値。
④期待値
 1ターンで手札にくる財宝カードの期待値。①総資産を③回転ターン数で割った値。
⑤許容値
 山札にある王国カードを発動にあたってのアクション数の割合。
 許容値 = x / (y / 5 + 2z)
 ( x:アクション数の増えない王国カードの枚数。
   y:山札総数。②仮想枚数とは違う、本当の山札の枚数。
   z:村などアクション数の増える王国カードの枚数。)
 1以上の値ならばアクション数不足。1以下の値ならばアクション数過剰。
 
 
(2)④期待値の上げ方
 
 手札の財宝カードで王国カード、勝利点カードを購入する場合、④期待値を上げることを目標とする。
 
 ④期待値 = ①総資産 / ③回転ターン数
 ③回転ターン数 = ②仮想枚数 / 5
 
 ④期待値を上げるためには、二つの方法がある。
 ・①総資産を上げる。
 ・②仮想枚数を下げる。

 「ドミニオンについての考察 その1」でのプレイスタイルに当てはめて考えると。
 
 ・圧縮プレイは、カードを破棄することで②仮想枚数を減らし、金貨銀貨を購入することで①総資産を上げる。
 ・ドロープレイは、研究所や鍛冶屋などドロー効果により②仮想枚数を減らす。
 ・お金プレイは、金貨銀貨を購入することで①総資産を上げる。
 ・コンボプレイは、⑤許容値が1以上にならない範囲で自分の①総資産を上げ、②仮想枚数を下げ。さらに呪いカードや民兵の効果により、他プレイヤーの①総資産を下げ、②仮想枚数を上げ、④期待値を下げる。
 ・独占プレイは、庭園、公爵公領などで②仮想枚数を上げてしまうが、それを勝利点に変換する。
 
 @愛咲優詩